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関節痛について


肩の関節痛は、特に壮年層の方に多くみられる傾向にありますが、五十肩などを想像した方は多いのではないでしょうか。確かに五十肩などは、関節痛の代表的な原因ですが、それ以外にも様々な原因があります。

肩の関節痛の原因は非常に多くあり、症状も五十肩に非常に似通っているケースがたくさんあります。例えば「腱板炎」、「腱板断裂」、「肩峰下滑液包炎」、「上腕二頭筋腱炎」などが挙げられます。

これら多くの病気の症状が五十肩に似ており、自己診断で勘違いをして、的外れな治療を行った結果、症状を悪化させてしまった患者が非常に多くいるようです。

このような勘違いを防ぐためにも、肩に痛みを感じたら、すぐに病院などに行って、検査を受けるようにしましょう。肩に限らず、こうした異常は高齢になるにつれて増大してきます。

その原因は病気によって様々ですが、例えば腱板炎の一つに石灰沈着性腱板炎というものがあります。長い間、同じ姿勢を繰り返したりすることで、腱板に負担を掛け続けることによって、発症します。

石灰沈着性腱板炎は、ピロリン酸カルシウムという石灰成分が少しずつ沈着していき、それが原因で急性炎症を引き起こしたり、腱板そのものが年を取るにつれ劣化していき、ある日、いつも掛かっている負荷に耐えられなくなってしまい、腱板断裂を引き起こしてしまったりします。

このような病気は年を取るにつれて、体に老廃物が溜まったり、身体そのものの機能が低下してしまったりすることで、関節に異常が出てしまうことが非常に多くなってしまいます。

そして、このような症状を予防するのに効果的なのが運動です。ウォーキングなどの軽い運動を行うことで代謝機能が活発化し、関節も丈夫になります。

また、グルコサミンなどを摂取し、軟骨を生成する栄養素を食事やサプリメントを利用して、補充することも予防策として欠かせません。

健康な身体で生涯過ごすには、今からでも健康的な生活を送るのが一番効果があります。早いうちから生活態度を見直して、痛みと縁の無い人生を送ることを心掛けてください。


肩の痛みを治す